こんにちは、2月のブログが随分矢継ぎ早な遠子です。
是枝仰、お誕生日おめでとう!
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込められているものが皮肉か妥当かで言えばまぁギリ後者かな……というセレクトです。法王。
のしぇは多くの人間が登場しますが、その人物間には上下関係らしい上下関係が少なく、中でも法王の位置におさまってくれる人選にはずっと苦労していました。是枝仰という唯我独尊、不遜と傲慢を煮詰めてユーモアを一滴、くらいの信じられないほど金と力と信仰力(ここが一番大事)があるメイン級男が爆誕したことで、驚くほどスムーズに決まりました。
生まれガチャの尖りがここまであると、法王という人を選びすぎる場にも絶対おさまれるので助かります。ありがとう是枝仰。
イラストを除き、永句や葵のようなお祝いのグッズとかはないのですが、せっかくなのでここ数年慰涙内での男性主役枠をひとりで担い、4女を4女1男にした驚くべき男是枝仰について改めて紹介し、振り返りたいと思います。
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いまさらですが是枝仰とは
是枝仰【これえだ – あおぐ】
三橋葵の母方(是枝家)の遠縁であり、不思議なほど葵と似た面立ちの青年。
基本年齢(愁嵐①時)は24歳、葵の6歳上。
身長180cm、人称は僕 / お前(たまに君)。
鎌倉で「喫茶翡翠糖」を2代目店主として営んでいる。
健啖家で自信家。
教育機関や医療機関、様々な分野の研究室や学者、政治家はじめ幅広い公務の要職、伝統芸能の重鎮など、あらゆる分野において権力と金と立場を有する一族「是枝家」本家の跡取りであり、是枝家が信じ崇める「生き神様=ご当主」としての人生を定められている。
人に話せない生い立ちによって彼は「最高傑作の神様」として理由もなく信仰という名の暴力に曝され、幼少から自由を奪われ、無菌室に隔離されるように広い家の離れで暮らしていた。
同時に、そんな背景を知らずとも出逢うものを魅了してしまうカリスマと自信の持ち主であり、幼い頃から強い感情を向けられて困っていることも多々。高校の頃、とある女子生徒に刺された事故によって、今も左脚が不自由。治る見込みはないが日常生活に不便は少ないらしく、念のため杖を持ち歩く程度。
多趣味で多才だが自分の興味関心を何より優先するきらいがあり、例えばピアノは人並み以上の実力を持ちながらも「続けるほど好きではない」と話す。一方で料理や裁縫は自分の仕事にするほど好んでいる。コレクター気質でもあり、好きな画家の作品や宝石を集めるのにハマっている。
「人が思うより熱しにくいが冷めにくい」「好きになったものに飽きたと感じたことはない」と豪語するが、その通り周囲から見ると不思議なほど熱意が持続するタイプ。
恋愛感情を持たないと自認しており、他者に対する欲求も抱かない。来る者拒むこともあり、去るもの追わず。人の色恋沙汰を聞いたり口を挟んだりは好き(いい迷惑)だが、本人としては「必要に応じて」「自分が一番関心のある他人と」一緒にいたいだけ。
上述の通り恋愛感情がなく、親族から信仰を向けられて辟易しているため、最も重んじている関係性は「友人」である。
例外的に顔の似ている遠縁三橋葵には重すぎるほどの愛情をかけ、極めつけには「父」を自称する。葵からはいろいろと感謝されつつも反抗期の娘よろしくキモがられており、仰的にはそれも父としての醍醐味。言い訳しようがなくキモい。
生家で自分を普通の子供として育ててくれた2名の使用人、喫茶翡翠糖の初代店主である小森、「自死した」遠い叔父には敬意と親愛を持って接している。
不遜な性格をしているが、友人への態度は口数が多すぎるくらいしか欠点がない。総じて面倒見がよく、財布が分厚くアクティブなのも相まって、友達の年齢層や性別・職業は非常に幅広い。友人の人生の岐路に立ち会っても一貫して最期まで向き合い、ときには陰ながら、ときにはわかりやすく支えている。
小宮伏見とは高校からの友人であり、no sheにおいては伏見や葵を介して葛楓、日吉祐樹、冴木瞳とも友人となっている。
中でも冴木瞳の類まれな容貌、頭脳明晰でありどこまでも他人に真摯かつ誠実な人間性、自分との口喧嘩にも頑固に応じてくる芯の強さを高く評価しており、「わざわざ一緒に生きるなら美しくて見ごたえのものがあるほうがいい」と言っている。
詳しくは愁嵐②で!
性質としてはどこまでも「人間」。
「人工の神」であり、人からは「彗星」のように見られるが、当人は生まれてから死ぬまで「人間」であり、例えその人生に彼の思う尊厳がなく、愛情がなく、真実がなくとも、生きてきた日々だけを事実として歩いていく。
どれだけ悲しくとも、壊れることなく生きていける人。
自由のために親族に中指を立て家を離れている反面で、葵とは違い巡礼者の側面は薄い。趣味であるドライブや旅行も帰ることを前提としており、安定した場所で暮らし続ける、動かぬものである。
親族の信仰は唾棄している一方で神社仏閣巡りが好きだが、それも「人が信じたものの記録」「何かを仰ぐ気持ちのあらわれ」としての建築物や儀式を重んじており、人間という元来世界には馴染めない群体がどうにかして生き延びながら紡いできたもの、としての信仰を好んでいる。
人生を楽しむことに余念がなく、才能がある。例えどん底の貧しさに落ちたとしても、世界中から見放されてその手を汚しても、楽しげに笑って生き抜いていく。
好きなものはドライブ、旅行、裁縫、料理、帳簿付け、美しいもの(宝石、特に絵画をはじめとする美術品、三橋葵の人間性、小宮伏見の顔面、高嶋永句の音楽、冴木瞳、など本人の基準を満たすもの)。
嫌いなものは一般的な是枝家の人間と、自分に向けられる信仰。
……
と、これが2020年4月に名前と概要だけ生まれ、
2021年5月以降に動き始めた「是枝仰」です。
まとめるのが下手過ぎるので割り切ってとりあえず書けるものは書くことにしました。まだまだ足したいですが、これ以上長くても喜ぶ人がおりませんので割愛!
容姿と設定が決まって早いうちに誕生日が決まり、はなむけの黒から4年連続かつ、その人生を観測してから一度も祝われなかった誕生日がない男です(実は小宮伏見もそうです)。
観測2年で表紙を飾る本『花に嵐』が生まれ、3年でのしぇ本編書籍『愁嵐』に登場、ifビジュアルノベル『咲かない花が光る夏で』にもキーマンとして現れ、今年は『愁嵐②』のメインを担う予定です。
話をし過ぎていて信じてもらえない気がしますが、遠子は男性キャラを描くことが不得手だなあという意識があり、書けるとしてもなんか人生行き詰まってそうな表情筋の硬い男が多いので、是枝仰(と小宮伏見)は異例しかない男です。特に是枝仰。
葵顔なら男でも結構描けるんじゃないかと思っていたら、亜方向に素質をのばし慰涙にはいなかった人称僕の傲慢! 不遜! 人生観が確立し過ぎてる! 男になりました。速度感も他の慰涙を追い抜きまくっています。
生まれて5年以内にメイン待遇でのしぇ本編が出る男……小宮伏見もそうなんですが(なんなら1巻のメインは彼なのですが)、是枝仰のほうが認知度高そうなのもあってか意外性を感じてしまいます。
葵の親族はまともで頼れる人があまりにもいないことで有名ですが、是枝仰はその反動を一身に固めたかの如く、振り切りまくった頼りがいのある人です。
葵とは少し違う感じで「人にやたらと好かれる」彼の、最たるが「親族から生きた神様にされる」という法治国家とは思えない暴挙。現実のあらゆる是枝さんはなんの罪もないのに、わたしのtwitter(X)でのフォロワーさんにはなんとなく「是枝家……」というイメージがついている気がします。とんだ風評被害で申し訳ありません。
改めて言うことでもありませんが、こちらはあらゆる是枝さんに無関係の一族です! 美しい響きの名字をお持ちのすべての是枝さんは本当になんの罪業も負っておりません。ご認識よろしくお願いいたします……!
話を仰くんに戻します。
俗に言う葵顔ではありますが、高身長でとんでもねえゲラで立て板に水の擬人化みたく喋ります。よく喋ります。葵と似てないのはそりゃ違う人間なので当たり前ですが、それにしたって違いが大きい。
書いているときも葵は(話によりますが)透明なものがさらさらと流れていくような、道端の花や冬の微かな星空に思いを馳せる感じが、仰くんのときはゴリゴリに本人が脳内登場して喋りまくって必死になってそれを板書しているような……葵顔のおかげでキュートに見えますが、毎回とんでもねえ圧の男だと思っています。思いを馳せるのめちゃくちゃ本人。
自信も意思も強く、思想をだらだらのだらにして喋り、人間に愛も嫌悪も持っている男、話していると反応をいただけることも多く、わたしが思うより好いてもらえるんだな……と、ちょっと驚き混じりだったりします。
前の記事で話した高嶋永句も結構アクが強く好き嫌いわかれるきがしていますが、是枝仰もどっこいくらい好みがわかれるイメージです。好いていただけることは本当にありがたく、励みにもなっていますし、同時にいつ「こ、こいつ……」と思われても仕方ない、と思うようにもしています。
最初に登場した作品が死体遺棄if短編集『さよなら、晩歌』で冴木瞳くんのやってしまったあれをそれする……というなんとも衝撃的なスタートダッシュでしたが、おかげで相当早い段階から「死体を平然と埋められるタイプ」という判明事項があります。だいぶ状況が限定的だ……
以降遠子も伽さんもひとあおくん(三橋葵もあお、になってしまうのでくん付けで差別化しています)に狂い続けており、このふたりの熱が水面下で冷めぬまま創作をしています。今までののしぇにいなかったタイプかと思いきや、いたタイプの集合知的な側面もあり、つまりは無限においしいので、まだしばらく離れられそうにありません。
ちなみにひとあおくんは恋愛CPではなく、CPではあるようなふたりです。
詳しく話すとネタバレになってしまい、わたしはよくても今後のしぇに触れてくださる方が困ったり残念な思いをしてしまう場合がありますので、とりあえず「是枝仰は冴木瞳くんのことをいたく気に入っている」ことだけ……覚えてもらえたら……
めちゃくちゃ、それはもうめちゃくちゃ気に入っている故に冴木瞳くんの想いや気遣いや悩みにしれっと踏み込んでしまうところがあります。わからないから確認する、理解出来なくても自分に近づけて捉える努力をするというのは仰くんの美点のひとつですが、とは言え全人類が彼だったら日本は平安時代くらいに終わっていますので……(『花に嵐』の伏見くん台詞より)
今年はそういうひとあおくんの経緯や、是枝仰のバックボーン、人生観の深いところを『愁嵐②』で描いていけたらな〜と思っています。まわりを置いてけぼりにして構わないのでどんどんいってほしい、是枝仰……!
彼が葵・永句・リタ・らくあおの慰涙4女に1男として参入(たまに抜かれてますが)出来たのは、男主人公という立場もありますが、キャラクターが色濃く他の4人に負けない点が大きいと思います。
キャラの濃さならだいぶ横並びな小宮伏見は、しかし4女に比べるとアクがなく透明度の高すぎる空白があるもので……
仰くん、見た目が他の4女と親和性高いのも助かります。葵顔で描きやすいし、表情がにっこにこでかわいいので……怖いときは怖いですが……頻繁に描きたい要素が詰まっています。細身の高身長青年なの、シンプルにいい。
今月は頭の高嶋永句、今日の是枝仰、月末の名無しの少女(らくあお)と、慰涙4女1男の誕生日が目白押しです。4女どころか淡白アリスの主役級であるルイくん、散々この記事に名前が出てきた冴木瞳くんすらも誕生日です。no she大主人公魔境、2月。
この記事を出しているときはまだ制作中、もしかするとこれからの着手かと思いますが、今年の抱負にもあったチャイナ4女1男の葵に次ぐメインは仰くんになる予定です。よければどうぞ見守ってやってください。
人間としてこれだけの強度を持っている人物は慰涙に少なく、貴重なオリハルコンメンタル枠としてこれからも圧と思想の強さに期待しています。
お誕生日おめでとう是枝仰、これからの1年もよろしくどうぞ。瞳くんと仲良くやってください。
そしてここまでたらたら仰くんのことを語り続けただけの記事をお読みいただき、ありがとうございます。
彗星のように現れた葵の頼れる親族であり「ただの人間」是枝仰、これからもよろしくお願いいたします。
それでは、また次の記事でお会い出来れば幸いです。
遠子