こんばんは、遠子です。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
旧時代からあわせて16年目となる慰涙サイト、14年目も終盤に差し掛かっているno she(以降のしぇ)、今年もどうぞよろしくお願いします。
このサイトで初めてのブログ記事、書くならば絶対にこのタイミング! と思い、
しかし2024年大晦日の夜になってからようやく書き始めました。
なんとしても年内に公開したいと最初は考えていましたが、駆け足で骨子のない記事になるのも避けたく、結局のんびりゆっくり書いています。
大晦日だけ456時間あるなんてことはなく、とっくに正月休みも過ぎ、新しい環境に踏み出しておりますが。
今回は2024年の振り返り、2025年の抱負を記していきます。盛りだくさんの年だったので長くなりますが、どうぞお暇なときにお付き合いください。
[目次]
※今回長すぎるので
各リンクをタップでその項目に飛びます
2024年振り返り
・ビジュアルノベル『咲かない花が光る夏で』
・ぼくたりーずウィンターコーデグッズ
・黒ワンピ悪性女誰デザ
・コミティア148 / 新刊『愁嵐①』『something fleur』
・白シャツ運命男誰デザ
・三橋葵アンソロジー『she』
・白ワンピ概念女誰デザⅳ
・コミティア150 / 新刊『深海のロック②』『terminal』
・人生初振袖
・文学フリマ東京39 / ネリネチケット無配
・福袋や来年に向けたグッズ制作
2025年の抱負
・4女1男チャイナ立ち絵制作
・新刊『愁嵐②』『ARchives of CANAan』
・no she HBD新シリーズ
・三橋葵16周年記念画集
・高嶋永句10周年に向けたアンソロジー
・no she15周年に向けて
・新しい環境での生活
・おまけ
|2024年振り返り
◯ビジュアルノベル『咲かない花が光る夏で』
2024年1月頭に公開しました、初制作のビジュアルノベルです。
現在こちらのトップページより作品閲覧可能です。
2023年内にご依頼いただいた「ご依頼主様の制作したサイトを利用してのオリジナルビジュアルノベル制作」での作品となります。
内容をお任せいただいたので、「遠子の創作を知っている方でも知らない方でも新鮮に楽しめるもの」「舞台設定が簡潔に伝わりやすく、主人公と読み手が気持ちをある程度共有出来るような話」を目指し、二転三転しながらも「是枝家に引き取られたifとしての葵」を中核に置くことにしました。
立ち絵イラストやビジュアルノベルにあわせたテキストの制作、不慣れな作業ばかりでしたが、公開後予想以上の方にお読みいただき、自分でも気に入っているお話です。
ちょうど公開1年となるタイミングなので、イラストを描き下ろし、別の記事で振り返りを行いたいと思います。
◯ぼくたりーずウィンターコーデグッズ
1月末に公開しました、のしぇのアイコンキャラであるぼくたりーず(僕と彼女/ぼくたりくん、ぼくたりちゃん)のおそろい冬服姿です。
2023年晩夏に公開したサマーコーデとの対にしています。
のしぇのイラストであまり描かないウィンドブレーカーを着てもらうぞ! と張り切り、自分でもこれが売ってたら欲しいと思える一着を仕立てました。お気に入りのコーデです。
たまには花以外のマテリアルも描いて練習……ということで、珍しくランタンも持っています。
ドライフラワー入りのキャンドル、かわいくて好きなのですが現実では放置しておくと当然のようにぼうぼう燃えるそうですね。怠惰なわたしの手元には置けないなと思います。
◯黒ワンピ悪性女誰デザ
2024年は個人的に結構誰デザイヤーでございましたが、そのトップバッターが悪性女でした。
参加希望が予想を遥かに上回り、2クール開催としましたがこの次に出てくる新刊の原稿と壮絶なスケジュールバチりが発生し、特に後半戦は2人描いていたのもあってなんか忙しかったような……多分……そういう記憶がぼんやりとあります。
ぼんやりとしかないのは楽しかった! という印象の強烈さにすべてが持っていかれている故で、つまりとっても楽しかったです! 悪性女最高!
白ワンピ概念女方面では描けないタイプの女を3人も生み出せてほくほくしていますが、デザインバレの理由がほぼ「ワンピースのデザイン」だったことは反省と誇りをもって受け止めています。
今年のプチ抱負のひとつに衣装デザインの幅を増やす、がありますが、でもこれが持ち味だな〜とも思います。積んだものを崩さず、新しい味を増やして、今年もがんばりたいです。
黒ワンピ悪性女誰デザ自体はとても楽しく、またやりたいと考えていますが、後述の理由で今年開催はないかもなと思います。舌の根も乾かぬうちに考えを変える奴なので、普通に開催してたらお付き合いください!
◯コミティア148 / 新刊『愁嵐①』『something fleur』
2024年の大イベントその1、コミティア148!
いつも通りののしぇとして、相方の伽さんと共に参加しました。累計4回目のコミティアです。
当日は5月開催とは思えぬほど暑く、初夏をすっ飛ばし夏の気候の中開催されましたね。わたしは例によって例のごとく、個人的イベントドレスコードの白ワンピースで参加しておりました。
イラスト本であるサムシングフルール(以降サムフル)、のしぇ本編小説である愁嵐①を頒布しましたが、その当時で過去最キツのスケジュールの中原稿していました。最終的にどちらも出せてよかったです。
サムフルの全員分全身デザイン画を描き下ろすというのがなかなか簡単に終わらず、というかいつまでも終わらず、書籍用の描き下ろしイラストを描いて入稿する頃には愁嵐のスケジュールをかなり食い荒らしておりました。伽さんには申し訳ない。
ですがそんな極道スケジュールとは裏腹に、いやだからこそ出た火事場の馬鹿力かもしれませんが、新刊の出来は過去最高と胸を張れるものでした。『愁嵐』は現代日本を舞台にしたのしぇ中心作品のうちのひとつで、今年も展開していく予定です。見守っていただければ幸いです。
◯白シャツ運命男誰デザ
後述する誰デザ本を出すにあたり、誰デザキャラクターをキリよく20人にしたいな……という思いがありました。
悪性女3人までで16人、Twitter(X)のフォロワーさんの誰デザ企画に参加予定があったので17人、白ワンピ概念的誰デザの開催予定があったので18人。
……足りないじゃん!
ということで人数調整的に何かをやろうと思い立ち、テーマ決めのため4つの候補でアンケートをとっている最中に出た「白いシャツを着た運命の男」が頭から離れず、勢いのまま開催することになりました。
ありがたいことにこちらも応募者が多く、自分でも2人ここで出せればちょうどいいな……と思ったので、アンケート期間を若干ずらしての2回同時開催(悪性女のような完全クール分けではなく、アンケート期間以外すべてのスケジュールが同時進行)としています。
自分の中にある「これだ!」という運命男を出しましたが、どちらも当時の自分が思っていたより遥かに気に入っていて、その後年末にかけて本人たちの人としてのパーソナル、運命の男という多少非現実めいた存在ではなくただの青年/少年という立場における人間的プロフィールを練ったりしました。どこかで人間としての露出があるかも……ないかも……
この次に解説する三橋葵アンソロジーのスケジュールと大分ガチャンコしておりましたが、悪性女で誰デザの予定を守れない辛さが身に沁みたので、こちらでは余裕がなくともみなさんのキャラクターの結果発表もちを描くことまで出来ました。本当は毎回これ、やりたい……!
◯三橋葵アンソロジー『she』
2024年の個人的な目玉、三橋葵の存在15周年を記念したアンソロジーです。
2009年から三橋葵は存在しており、生まれた日付を正確には覚えていないのですが、その年に描いたイラストがあるので確実に15歳ではあります。
彼女の存在はわたしの創作そのものであり、ちょうどわたしの人生の半分創作をしてきた、三橋葵と生きてきたということで、わたしと葵の誕生日8月19日にアンソロジーを発行することにしました。
アンソロジーの参加者さんは声掛け型と悩み、結局公募型にしましたが、大変ありがたいことに25人もの方にご参加いただきました。
ここまでただの一度たりとも、どこの企業様も関わっていない、ただわたしと15年間歩いてきただけの個人的な存在である三橋葵のことをこんなにもお祝いいただけて、本当に光栄です。見守ってくださった方も含め、みなさま改めてありがとうございます!
イラスト、お洋服デザイン、小説、詩歌と様々なジャンルの計32作品が集まり、206ページフルカラーの分厚い1冊が生まれました。フルカラー、自立本! 普段と違うB6サイズなのもあり、非常に立派な姿です。頭を抱えながら作った装丁やグッズも大成功で、出来上がりに多少のミスはあったものの満足しています。
現在も僅かですがアンソロジーの通販在庫がございます。もしよろしければどうぞ!(記事の最後に頒布物まとめております)
このアンソロジーの募集は3月頃に行い、7月末にみなさんからいただいた原稿を書籍のためのデータにしていたのですが、ちょうどその頃に一番好きなイラストレーターさんの個展が渋谷で開催されていました。
2023年末に頼んでいた画集が春先に届き、その方のイラストが好きだ! と改めて感じていたのもあり、忙しくても行かないわけには行かないと3回向かったのですが、結果的にその方の画集と個展がアンソロジー作業の励みになっていたと思います。
わたしの人生はまだまだ続き、葵と生きていく日々はこれからも増えていきます。どこにでもいる、どこにもいない彼女と隣あって歩いていく日々を、どうか見守っていただければ幸いです。
◯白ワンピ概念女誰デザⅳ
暑すぎて夏の延長のような秋に開催しました、第4回の白ワンピ概念女誰デザです!
初開催が2021年12月、3年弱かけて4回も開催しました。間違いなく自分ひとりでは出来ないことです。ここまで見てくださった方、参加してくださった方のすべてに感謝を申し上げます。
さすがにこれだけは開催が板についてきましたが、元々自分の中にあった「白いワンピースの概念的な女」という、説明しようがないけど在るものをみなさんと共有出来たこと、認知してもらえることが何度開催してもうれしくてたまりません。FF外の方に「あ、白ワンピ概念女……」という反応をいただけるのも舞い上がるほど喜んでいます。
勝手に白ワンピ概念女のパイオニアを名乗っていますが、自分の誰デザ主催人生はこの誰デザに始まり、この誰デザ第4回で一時休止を迎えました。
長いこと自分のキャラクターデザインの引き出しに悩んでいて、あまりにも代わり映えしないな、と感じてしまったのもありますが、単純に少しお休みして、また楽しい120%で取り組めるくらい元気をチャージしたいなというのが理由です。
また開催したいテーマもあり、そもそも第5回以降も白ワンピ概念女を重ねていきたいので、のそっと起き上がったときにはぜひご一緒してください! 安定と信頼の遠子キャラデザで、次回こそは真剣に考えたデザインでの100%得票率を目指してみたいと思います!
◯コミティア150 / 新刊『深海のロック②』『terminal』
記念すべきコミティア150! 40周年!
絶対に参加したい! と2023年のうちから伽さんと話しておりました。お祝いの席なので絶対に新刊を持ち込みたいという気持ちがあり、せっかくなのでここまでの誰デザキャラクターデザイン・結果発表イラストをまとめたイラスト本新刊と、のしぇ初の本編続刊・深海のロック②を発行しました。
愁嵐でなにも学ばなかったのか? と心の中の是枝仰に煽られ、人間って成長しないこともあるんだね? と心の中の高嶋永句に殴られながら、地獄スケジュールで執筆・制作しました。
すべてはわたしの誰デザ本が(またしても)遅れに遅れたせいなので、伽さんは巻き込み事故です! 成長がないのはわたしひとりです!
しかし新刊の出来自体はまたも過去最高に並んだと言えてしまうほど良く、もうね、だめです。一度ならず二度までも火事場の馬鹿力で最高点を出してしまったというこの成功体験、人生を長期的に見ると勝負には勝って試合には負けているようなものなので、今年は本当にスケジュール管理がんばります。締切を早めに設定して己を勝手に追い込めば……いけませんか……?
続刊した深海のロック②はのしぇが「現在から未来へのうちよそコラボ」から「過去も巻き取る本編」になったように感じた、とても大切な1冊です。慰涙/淡白個々の過去で起きたどうしようもないことを、どうやって昇華していくのか、人生の中でどうやって飲み込んでいくのか、に互いが踏み込んだお話になりました。
愁嵐はのっけからそういう面があるのですが、深海のロックでもこの一面を出せたことはすごく大事だと思っています。
イラスト本terminalは自分のイラストが顔アップになると割と見栄えいいんだな……ということがわかるとともに、過去絵の再録が主だったのでうお、絵、成長している……! とも感じました。早い話が以前のイラストはちょっと直したいところあり、ということです。
今年の抱負欄で取り上げる再録画集のこともあり、イラストを再録して本にするという経験が出来たのはすごく助かる経験でした。いつになるかはわかりませんが、また20人たまったら本にしようかなと思います。
ちなみにterminalというタイトルは「ターミナル駅」からきています。様々な路線(テーマ、企画)が交わるこの1冊ということで、目次やロゴにも路線図のモチーフを散りばめています。
ここで出すしかない……! と思っていたのもあり、terminalにも載せている概念女・悪性女・運命男のもち(SDキャラ)イラストをアクリルスタンドにしたものも頒布しました。さすがにこれだけのもちが並ぶおしながきは壮観で、それ以上に自宅に飾っているアクリルコーナーが壮観でした……
◯人生初振袖
これはがっつり私生活ですが、創作から始まったご縁で振袖を着ることが叶いました!
twitter(X)のフォロワーであるまりさんに遠路はるばる、本当に遠路をはるばるお越しいただき、まりさんに選んでいただいたお着物を着付けていただいて、伽さんに写真を撮りまくってもらう(しかもお昼ごはんも作ってもらう)という、この先人生の華を挙げろと言われたら常にトップスリーに入るだろう1日でした。
わたしがよく描いているファッションにあわせたオリジナル結びの帯、わたしの好きな「花」が彩り豊かにあふれるような柄の振袖、襦袢や小物のひとつひとつまで、本当に本当に丁寧に、愛情をこめて選んでいただきました。その日世界一幸せな人間であったと、今でも胸を張って言いたいです。
自分の話となってしまい恐縮ですが、二十歳のときに振袖を着れなかったことをずっとうじうじと引きずっておりました。誰かを恨むのも妬むのも筋違いと重々承知した上で、どうしても少しうつむきがちだった気持ちを、たくさんの祝福と笑顔と愛でほどいていただきました。
普段は己の写真をあげないtwitterでも、着ました! と大喜びでアピールしたのですが、たくさんの方にあたたかなお言葉をいただきました。
創作をきっかけに繋がったまりさん、創作と私生活両方の相方である伽さんのおかげで人生の華やいだ1ページが出来ました。これからの創作にも明るい気持ちで取り組めると思い、振り返りに載せさせていただきます。
◯文学フリマ東京39 / ネリネチケット無配
文学フリマ東京、初のビックサイト開催!
こちらも2023年内から出たいね! と話しておりました。深海のロック②は無事に発刊出来たのですが、コミティアでの新刊でもあり文学フリマ東京特有の頒布物がないなと思ったので、「深海のロック②内で開かれるイベントのチケット」という、なんちゃって無配グッズを作ることにしました。
こちら会場限定無配としましたが、ありがたいことに無配をお渡しした方に深海のロックを迎えていただけました。
他にも初めてのしぇを知ってくださった方にアンソロジー『she』を迎えていただけたり、コミティアでお会い出来なかったフォロワーさんにご挨拶が叶ったり、充実したイベントでした。
私生活がちょうど大きな転機を迎えることもあり、わたし遠子はこのイベントを機に「一旦おやすみ期間」に入り、一時的に書籍制作をお休みしております。
イラストやグッズ制作はむしろ精力的に行っておりますが、次回の書籍制作は1年後の今年秋、具体的には2025年11月頃のコミティアや文フリを予定しています。
これまで半年に1回のペースで1〜2冊の新刊を出しておりましたが、力をためてまた最高の本を作ります!
次のイベント参加自体は2025年5月の文学フリマ東京40で、相方伽さんの制作物のお手伝いをさせていただく予定です。最高のグッズや書籍をサポートしますので、ぜひ! 見に来てください!
◯福袋や来年に向けたグッズ制作
昨年最後に取り組んだのがこちらです。
1月中限定通販しております「no she / 慰涙福袋」に入れる限定グッズとして缶バッジ3種(既存絵)、アクリルキーホルダー3種(1種のみ新規絵)を制作しました。
どちらも特殊加工・特殊アクリルでとってもかわいいです!
福袋限定グッズと銘打った通り、こちらは今回の福袋にのみついてきます。
ありがたいことに現時点でかなりの数が出ていき、自分用の予備を設けていなかったのもありまして……余ったら遠子の懐に入ります……
また、来月2月2日に待ち構えております高嶋永句の誕生日に頒布開始する概念グッズとして、「裏面が水面のように加工されているアクリル」を用いて「音楽の海から世界を見ている高嶋永句の感覚を疑似体験出来る」キーホルダーを制作しました。
こちらは予定通り2月2日0時より頒布予定です。本当に本当にかわいいのでぜひ!
2024年、こうして振り返ると本当に盛りだくさんですね。
創作面での出来事だけでもすごいボリュームですが、私生活にも大きな変化があり、自分の人生を動かした1年だったなあ、と思います。
自分の未熟さに苦しみ、楽しい日ばかりではなかったはずですが、振り返ってよみがえるのは楽しい記憶ばかりです。
都合よく忘れることが出来るのは今の自分が今の時間を楽しめているからで、苦しい時期には苦しいことばかりを思い出すのでしょうが、それもあわせて人生です。
章立てのない地続きの毎日の中で、遅ればせながら今年の抱負を続けていきます。こちらはなるべく手短に。
◯2025年の抱負
◯4女1男チャイナ立ち絵制作
来月あたりに着手したいと思っています!
2023年の春先に出した『制服デート4女1男+天野歩くん』のシリーズ第2弾として、本当は2024年春先に予定していたものです。1年経ってるよ……
4女1男の着せ替えアクリルグッズを作りたいシリーズなわけですが、此度の淡白派遣メンバー(ひとり〜ふたり、4女1男に縁の深い淡白をお借りして男女比のバランスを取ります)は冴木瞳くんです。
瞳くんをお借りしてチャイナを着せます。
年明けたら絶対にやるぞ! と意気込んでいたので、こちらは必ず、必ずやります。見守ってください。
◯新刊『愁嵐②』『ARchives of CANAan』
こちらは2025年秋に発刊したい書籍です。
2024年度ののしぇ誕生日イラストシリーズ再録、タロット大アルカナをモチーフとした『ARchives of CANAan』と、愁嵐の続刊です。
『ARchives of CANAan』は書籍だけでなく、ほんの少数ですが実際に使えるタロットカードセットも制作したいと思っています。
メインの再録イラスト自体は年度末までに必ず揃いますが、気合いを入れて全員の衣装デザイン等も載せたいため、時間をかけて制作するつもりです。愁嵐も含めてスケジュール管理には気をつけます……本当に……
◯no she HBD新シリーズ
タイトルはまだ決めていませんが、描くものは決めております。
「誕生日が決まっているのしぇキャラクター全員を祝う」ものです。
本当ははなむけの黒でやりたかったことを、改めてやり直します。名前を知らない/忘れられているキャラクターも多いことは承知で、主人公級キャラクターはカラー絵、他のみんなもモノクロ+1色で描いていくつもりです。
ひと月に10人前後祝うこともざらになるので、企画倒れしないようがんばります。
◯三橋葵16周年記念画集
15周年アンソロジーの翌年は、当然16周年。
三橋葵は最近になって様々な年齢の彼女が出てきましたが、基本年齢の彼女は「16歳」であり、のしぇや星花慰といったすべての基礎本編における最初の誕生日で彼女は16歳になります。
2009年に生まれたときからずっと「16歳の三橋葵」をベースにしてきた彼女の実際16歳、わたしにとってとても特別です。
可能な限りの過去絵(アナログ含む)を再録し、遠子の本としては初の大きさであるA4で画集を制作するつもりです。
記念品程度の部数しか刷らないつもりですが、8月19日に発刊するつもりでがんばっているので、もしよろしければお手にとってください。
(あれ遠子1年書籍休むんじゃないのという話は、休み休み……ほぼ1年ということで……)
◯高嶋永句10周年に向けたアンソロジー
もう来年の話ですが、2026年は高嶋永句が存在10周年です。
初描きの絵すら残っている彼女がもう10周年とは信じ難いですが、初描きの絵が何より残酷に正しく、経過を示します。
深海のロック発刊や、遠子の「顔と心ないとこが好き」という酷いプッシュもあってか、いつの間にか三橋葵に次いだ知名度を有している……ように思います。実際どうなのかはともかく。
そんなわけで葵のときほどの大人数ではなくとも、アンソロジーを制作したいと考えています。2016年の頭に生まれたので2月2日に発刊でちょうどいいかなと思い、そこに間に合うようなスケジュールで制作を予定しています。
あれ、また本……いえこちらは言葉通りに休み休み、本格的な動きは秋以降のはずです。
募集は夏前になりそうですが、もしご都合合う方がいましたらお付き合いいただけますと幸いです!
◯no she15周年に向けて
10周年だし、2026年は永句イヤー……とはいきません。
なぜなら2026年は! のしぇが15周年、です!!!!!
ここででっかい花火をあげなきゃ死んでも死にきれんよということで、色々伽さんと相談しています。
ありがたいことに創作活動を本格的に再開させてから、多くの方にのしぇを知り、触れ、愛していただいています。いただいた言葉や思い出すべてに支えられている感情なので、うぬぼれめ……と思うことは少ないです。のしぇ、愛されています。
今はまだふわっとしたことしか言えませんが、必ず大きなことをするつもりです。今年の4月を目処に伽さんと相方になって15年目になるということで、自分も今からうきうきしています!
◯新しい環境での生活
これは今週からなのですが、私生活の環境が大きく変わりました。その変化に慣れる必要もあり、書籍制作のペースを落としております。
ここ数年はひたすら創作に邁進し、私生活を大きく変えることはなかったのですが、これからも末永く創作活動をするために必要と思い立ち、久しぶりに生活のほうを変えました。しばらくは必死に生き抜く遠子となりますが、今年はまずここをがんばっていきたいと思います。
あんまり短くならなかったですが……
最後に、2024年の誕生日8月19日と、その後の秋にわたしのもとへ来てくれた素晴らしいかわいこちゃんを紹介させてください。
◯あおあおねんねん
なんと!
三橋葵と!
是枝仰の!
ねんどろいどどーるです!!!!
こちら、もちろん当然お察しの通り、不器用の最先端で足掻き続ける遠子の手によるものではございません。
相方の伽さんが、一緒に住んでいるわたくし遠子にその一切を隠しながら(遠子がミステリーのガヤの天才くらい鈍いのか伽さんが完全犯罪の才能があるのかどちらかです)、わたしの誕生日にプレゼントしてくれたのが三橋葵ねんどろいどどーるです。
「自創作のぬい(ぬいぐるみ)」も友人である塩釜焼きさんからいただき、「自創作のフィギュア」を手に入れてしまった遠子、人生の頂点ってここ、か……? と震えながら誕生日旅行に連れていきました。
お顔はねんどろいどフェイスメーカーをもとに、もとに……したそうなのですが、遠子絵に近づけるべく伽さんの手で特殊メイクか美容整形のようなお化粧が施されており、理屈もなんにもわからないのですが「遠子の絵のフィギュア」となっています。ビフォー・アフターを拝見しても何がなんだかわからなかった……遠子は立体に疎く……
その後コミティア前の忙しい時期に「仰くんも作るね」と言い出した伽さんの熱意と速度はすさまじく、今度はサプライズされる必要がないため制作過程のすべてを横から眺めました。魔法みたいに己の観測人物たちが立体化していく……現実の技術によって……(あまりにも高度な技術は高度な科学よろしく魔法と区別がつかない)
身長補正パーツを加えられ、高身長青年ねんどろいどどーるとなった是枝仰ねんどろいどどーるです。横から見ていて改めて、というか今更なんですが、「遠子の絵柄」というものが結構ちゃんとあるんだな、と実感しました。
それがあるからこそ「遠子の絵のフィギュア」という表現に感動するわけで、伽さんによって人生の夢のひとつ「自創作のフィギュア作りたい」か叶っただけでなく、自分の創作活動にも自信というか、誇らしい気持ちをプラスで持つことが叶いました。
誕生日のあたりがアンソロジーで埋まり切っていたので、追加の項目で自慢させていただきました。
そんなわけで長々とお付き合いいただき、まことにありがとうございます。
全然短編か長編の中の一章くらいあるものですから、ここまで読んでくださる方はきっと少ないと思います。ジャンプ機能で読み飛ばしてここまで来れるようにしようかなと思っていますが、もうここから大したことは言わないです。
今年も1年創作に励み、生活を保ち、なんとかやっていけたらと思っています。変わらずマイペースに活動をしていくつもりですが、改めてどうぞよろしくお願いいたします。
遠子
◯この記事に出てきた頒布物
(各タイトルのリンクタップで慰涙通販ページに移動します)
・愁嵐① 秋の嵐
・something fluer(完売済)
・三橋葵15周年アンソロジー「she」
・アンソロジー「she」関連グッズ
・深海のロック② オレ達にアンコールはいらない
・terminal
・もちむけの黒アクリルスタンドガチャ(在庫フルセットのみ)
・概念悪性運命もちアクリルスタンド
・no she / 慰涙グッズ福袋2025(1月末まで)
・慶賀新春カード(1月末まで)
・高嶋永句概念アクキー(2月2日頒布開始)