あとのまつり

[ shes / no she ]
sof (storm on flowers)
Life passes without saying goodbye.

 

   誰かの世界の終わり

一話 祈りが貴方を喰い尽くす

二話 天倒説

三話 わたしの黙示録

四話 麻薬、星、呪い、苦水

五話アンアドレスト・ディア

六話 太陽の空洞

   わたしの世界の続き

 

嵐で散った花が最もかがやく瞬間の感傷をすべて答えよ。
(踏みにじられた花弁が水に滲んでいく様からは目を逸らすこと)

どこかで生きている彼らの、もう過ぎた話。あとのまつり。
裕福な一族の生き神として信仰を受けながら育った青年、是枝仰を中心に、
彼の親族の少女、彼の友人、彼自身の身に起きた出来事を綴る。
痛みのすべてはなくてもよかった。消せないから糧にしようとしただけで。
中編小説「もうじき夏が終わるから」と関連する、そこにある人生の話。

 

登場人物

-是枝仰
仰がれるもの。裕福な生まれの皮肉屋な青年。親族を嫌悪している。
-小宮伏見
演じるもの。見目麗しく快活な青年。自分でも知らぬ空虚を抱えている。
-三橋葵
祈るもの。家族に振り回されている少女。外傷に関する痛覚を失っている。